仮想FS予定基礎点(2010バンクーバー・オリンピック)
フィギュアスケートの来季のジャンプ等の基礎点や回転不足の評価、GOEの評価などに対する改正点が発表されました。
とりあえず、ジャンプだけを対象に、今回の改正がどのような影響を及ぼすのかを見るために、エレメンツシートが公開された2010バンクーバー・オリンピックの女子選手を対象に、新ルールでの予定基礎点を算出しました。
数字は、仮想順位 仮想基礎点 (現実順位 現実基礎点 増減順位 増減)
1.65.24 (1.64.00 1.+ 1.24) (JPN) Mao ASADA(浅田真央)
2.62.72 (2.62.91 7.- 0.19) (USA) Rachael FLATT
3.61.09 (3.61.65 20.- 0.56) (KOR) Yu-Na KIM(キムヨナ)
4.60.86 (4.61.28 12.- 0.42) (JPN) Akiko SUZUKI(鈴木明子)
5.60.85 (5.61.20 10.- 0.35) (RUS) Alena LEONOVA
6.60.13 (6.60.69 19.- 0.56) (CAN) Joannie ROCHETTE
7.59.93 (7.60.03 6.- 0.10) (USA) Mirai NAGASU(長洲未来)
8.59.53 (8.59.98 15.- 0.45) (ITA) Carolina KOSTNER
9.58.62 (9.58.70 5.- 0.08) (JPN) Miki ANDO(安藤美姫)
10.57.23 (10.57.56 9.- 0.33) (SUI) Sarah MEIER
11.57.17 (12.57.21 4.- 0.04) (FIN) Laura LEPISTO
12.56.90 (11.57.37 16.- 0.47) (KOR) Min-Jung KWAK
13.56.39 (14.56.68 8.- 0.29) (FIN) Kiira KORPI
14.56.26 (13.56.69 14.- 0.43) (HUN) Julia SEBESTYEN
15.55.82 (15.56.33 17.- 0.51) (CHN) Yan LIU
16.55.58 (19.55.33 3.+ 0.25) (CAN) Cynthia PHANEUF
17.55.40 (17.55.81 11.- 0.41) (RUS) Ksenia MAKAROVA
18.55.34 (16.55.86 18.- 0.52) (GER) Sarah HECKEN
19.54.62 (18.55.38 24.- 0.76) (GEO) Elene GEDEVANISHVILI
20.54.05 (23.53.58 2.+ 0.47) (ESP) Sonia LAFUENTE
21.53.12 (20.53.78 22.- 0.66) (EST) Elena GLEBOVA
21.53.12 (21.53.77 21.- 0.65) (UZB) Anastasia GIMAZETDINOVA
23.52.87 (22.53.60 23.- 0.73) (TUR) Tugba KARADEMIR
24.49.91 (24.50.33 13.- 0.42) (AUS) Cheltzie LEE
FSはSPよりは影響が大きくて、プラス最大は真央ちゃんの+1.24、マイナス最大はゲデちゃんの-0.76で、その差はぴったり、2.00となる。これがどれだけ大きいのかは、評価が分かれるだろうが、悪児としては、結構大きいかな、と思う。真央ちゃんがダントツでプラスが大きいが、要因は、3Aとそして2Loの基礎点+0.3アップ。3A2つで+0.6、3Lo3つで、+0.9、あと、3Lo、3T、2Tそれぞれ+0.1で計+1.8。マイナスは、3F2つと2A1つで-0.6。合計、+1.20。あとは前半後半で微増源があって、+1.24。プラスの残り2人は、マイナスジャンプが真央ちゃん同様3つ(2A2つと、3Fか3S)で、プラスの3Lo、3Tを2つずつ跳んでいる上、2Loも跳んでいるのが共通点。4位のラウラは2人とほとんど同じだが、2Loがない。5位の美姫ちゃんは、2Loを3回跳んでいるけれど、マイナスも、3S2回に3F1回と2A2回で計5つと多い。ヨナちゃんやジョアニーは、マイナスになるジャンプが美姫ちゃんと同じ5つで、3Loが1つしかないので、-0.56となる。
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