ダブルアクセル3回 その7(フィギュアスケートプロトコル分析)
ジャンプの予定基礎点合計を出してみました。
ジャンプ予定基礎点(ジャンプ以外予定基礎点 予定基礎点)(3回転数[種] 2A数 2回転数)
1.47.80 (16.20 64.00) (6[4] 1 4) Mao ASADA
2.46.61 (16.30 62.91) (7[5] 1 3) Rachael FLATT
3.45.45 (16.20 61.65) (6[4] 3 2) Yu-Na KIM
4.45.00 (16.20 61.20) (7[5] 2 2) Alena LEONOVA
5.44.49 (16.20 60.69) (7[5] 2 2) Joannie ROCHETTE
6.44.38 (16.90 61.28) (7[5] 2 2) Akiko SUZUKI
7.44.13 (15.90 60.03) (6[4] 3 2) Mirai NAGASU
8.43.58 (16.40 59.98) (6[5] 2 3) Carolina KOSTNER
9.42.50 (16.20 58.70) (6[4] 2 3) Miki ANDO
10.41.47 (15.90 57.37) (5[4] 3 3) Min-Jung KWAK
11.41.46 (16.10 57.56) (6[4] 1 4) Sarah MEIER
12.41.31 (15.90 57.21) (6[4] 2 3) Laura LEPISTO
13.40.48 (16.20 56.68) (5[4] 3 3) Kiira KORPI
14.40.29 (16.40 56.69) (5[4] 3 3) Julia SEBESTYEN
15.40.23 (16.10 56.33) (6[4] 3 2) Yan LIU
16.39.91 (15.90 55.81) (6[4] 2 3) Ksenia MAKAROVA
17.39.16 (16.70 55.86) (5[3] 3 3) Sarah HECKEN
18.39.13 (16.20 55.33) (6[4] 2 3) Cynthia PHANEUF
19.38.68 (16.70 55.38) (5[3] 3 3) Elene GEDEVANISHVILI
20.37.68 (16.10 53.78) (5[3] 3 3) Elena GLEBOVA
21.37.67 (16.10 53.77) (5[3] 3 3) Anastasia GIMAZETDINOVA
22.37.48 (16.10 53.58) (5[3] 2 4) Sonia LAFUENTE
23.36.70 (16.90 53.60) (5[3] 3 3) Tugba KARADEMIR
24.34.13 (16.20 50.33) (4[2] 3 4) Cheltzie LEE
(ヨナちゃんは、2A+3Tが前半扱いになると-0.75で、44.70 4位になります)
もう、これ以上言葉はいらないですね。
ダブルアクセルの回数はジャンプ構成の難易度とは全くといって良いほど関係ありません(もちろんヨナちゃんのプログラムが「簡単な技をやっただけ」というのは全く根拠のない悪辣な中傷です)。
ダブルアクセルは確かに跳べない(苦手な)3回転の代わりになるものもありますが、多くの場合ダブルアクセル以外の2回転を減らして難易度(基礎点)を上げるために使われています。ダブルアクセルを2回に制限しては、そのような工夫をも制限してしまうことになります。ダブルアクセル3回は、全く変える必要ないはと思います。
なお以下は蛇足&推論ですが・・・
ダブルアクセルは確かに3回転ジャンプと較べると、平均点も成功率も確かに格段に高い。そこで、「お手軽ジャンプ」などと言われるが、果たして本当に簡単なのか。悪児は、ダブルアクセルはSPでもFSでも(3Aを跳ばないのならば)必ず跳ばなくてはならないジャンプなので、各選手必死に練習しているから成功率や平均点が高いと思っているのですが、どうなんでしょう? 選手の皆さんに聞いてみたいですね。
フィギュアスケート各種プロトコル分析目次は → こちら
2009フィギュアスケート世界選手権ジャッジについて 目次は → こちら
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