2012世界選手権女子個人成績:カロリナ・コストナーSPプロトコル分析
今季のカロリナの得点を要素別に良いとこ取りをしたバーチャルベスト(VB)は次の通り。
基礎点、GOE、得点
(得点 獲得基礎点 GOE (大会) 要素
1 9.60 8.20 1.40 (12EC) 3T+3T
2 6.10 5.10 1.00 (GPF ) 3Lo
3 3.70 3.20 0.50 (CHN ) FCSp4
4 4.09 3.30 0.79 (12EC) 2A
5 2.90 2.40 0.50 (12EC) LSp3
6 4.09 3.30 0.79 (12EC) CiSt3
7 4.21 3.50 0.71 (FRA ) CCoSp4
計 34.69 [ 29.00 5.69] 32.17 (GPF) 66.86
計(TES [獲得基礎点 GOE] PCS (大会) TSS)
これを今回の成績と較べると、
基礎点、GOE、得点(基礎点の増減、GOEの増減)
1 8.20 1.30 9.50 ( 0.00 -0.10) 3T+3T
2 1.80 -0.90 0.90 (-3.30 -1.90) 2Lo
3 3.20 0.64 3.84 ( 0.00 0.14) FCSp4
4 3.30 0.64 3.94 ( 0.00 -0.15) 2A
5 2.40 0.57 2.97 ( 0.00 0.07) LSp3
6 3.90 1.50 5.40 ( 0.60 0.71) CiSt4
7 3.00 0.71 3.71 (-0.50 0.00) CCoSp3
計 25.80 4.46 30.26 (-3.20 -1.23)
30.74 0 61.00 (-1.43 - 5.86)
一番下の行はPCS TSS (PCSの増減 TSSの増減)
明子ちゃん同様、回転が2回転になってしまったのが大きい。ループが2回転になって、それだけで、VB比-5.20。他はステップがレベル4になったりと、増減はあるものの、VBを僅かながら上回っているだけにこの失敗が悔やまれる。PCSは-1.43。今回は、リンクの状態が悪いのだろうか、多くの選手が選手対VBでマイナスになっている。
TSSは61.00で上位2選手とは差がなく、ノーミスの演技をすれば勝てる範囲。むしろただのノーミスでは、同じくノーミスの場合の真央ちゃんに抜かれそうで、やはり優勝にはVBに迫るような演技が必要になるだろう。
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