鹿児島県で、端午の節句に食べる菓子だそうだ。
餅米を灰汁につけてから竹の皮で包んで、灰汁で5時間ほど煮たもので、
黄粉と砂糖や糖蜜を掛けて食べるらしい。
灰汁巻き自体はあまり味もなく、思ったよりクセもなく、
とっても柔らかく瑞々しくて、美味しく頂けた。
ただ、びっくりしたのは、お菓子としての灰汁巻きというより、
保存食としての灰汁巻き。
常温で、1週間そのまま食べられるという。
試しに、大根おろしと醤油で食べてみたが、
これがなかなか美味しい。立派に主食として食べられる。
薩摩兵は、戦の兵糧としてこれを持って行ったそうだけど、
これなら、いつでもどこでも美味しく食べられる。
干飯や生米などとは正に雲泥の差で、
これこそ薩摩兵の強さの秘密が、と思うほど。
しかし、食べ物を灰汁で炊くなど、すごい発想ですね。
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