4級の登りが4つあるが、基本的には、平坦コース。
興味は、例によって、逃げが決まるのか、ゴールスプリントになるのか、
だが、もう一つ、山岳王のジャージである、
マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュの行方も面白い。
現在トップのオジェが8ポイントなので、
4つのうち3つトップ通過すれば、9ポイントになって、
現在0ポイントの選手でも、
派手なマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュを獲得できるのだ。
本格的な山岳コースに入れば、本格的グランパー(山登りのスペシャリスト)に
あっさり抜き去られるのだが、その前の平坦コースでの
マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ争いは、
だれでも(?)参加できるので、結構面白い。
最初のポイントでは、ミラー2ポイント、オジェ1ポイント獲得。
これでオジェは9ポイントになったが、残り3つをすべて1位通過すれば、
相変わらず、誰でも、オジェに並ぶことができる。
その後、5人が集団から抜け出して、逃げ始めた。
その中で、はっきりと山岳ポイントを取る意思表示をしたのは、
オジェと同チームのシャヴァネルだけ。他は無理に争わないようだ。
というわけで、最後の4級ポイントを残して、オジェが9ポイント、
ミラーは7ポイント、シャヴァネルが6ポイントとなった。
オジェとロジャースは後方集団にとどまったままだから、
マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュの可能性のあるのは、
同じチームの、オジェとシャヴァネルだけ。
シャヴァネルが最後の4級ポイントをトップ通過すると、
3ポイントプラスで、オジェと9ポイントで並び、
通算タイムで勝るシャヴァネルがマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュを
着ることになる。言い換えれば、
オジェは、またもや同点2位に泣くことになる。
さてどうなるか。4つめの4級ポイントは3つめからわずか4.5kmほど。
直ぐに到達だ。ポイントが見えてきた。しかし、シャヴァネルは動かない。
行けばだれも争わないだろうに、行かない。チームメイトのオジェに、
マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュを譲るということか。
結局、3位通過。マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュはオジェの手に。
表彰式での、オジェの笑顔、良かったなぁ・・・
コメント