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全日本SP村上佳菜子プロトコル分析
↓演技順 得点 基礎点 GOE [基礎点対VB GOE対 VB]要素種別順位 要素
1. 9.74 8.20 1.54 [ -1.20 / 0.14] 1位 3T+3T
2. 6.28 5.30 0.98 [ 0.20 / 1.08] 1位 3F
3. 3.60 3.00 0.60 [ 0.00 / 0.00] 7位 FSSp4
4. 3.50 2.70 0.80 [ 0.30 / 0.10] 4位 LSp4
5. 4.20 3.30 0.90 [ 0.00 / 0.19] 2位 2A
6. 4.20 3.30 0.90 [ 0.00 / -0.10] 3位 SlSt3
7. 4.40 3.50 0.90 [ 0.00 / -0.10] 3位 CCoSp4
BV 29.30 ( 1) [-0.70] 97.7%
GOE 6.62 ( 1) [ 1.31] 124.7%
TES 35.92 ( 1) [ 0.61] 101.7%
PCS 29.64 ( 3) [ 1.72] 106.2%
TSS 65.56 ( 1) [ 2.33] 103.7%
↑項目 得点 (全日本での順位)[VBとの差] VBに対する割合
BV 獲得基礎点
VB:バーチャルベスト:要素毎に今季最高点を集めたもの
今季は3F+3Tを跳んでいたのだが、全日本では昨季跳んでいた3T+3Tに戻したため1.は基礎点が-1.20になった。その代わり2.の苦手なループをを全日本では得意なフリップに替えられたので、基礎点は+0.20だが、GOEを1.08アップでき、それだけで基礎点のマイナス分を取り返した。そのほか、レイバックスピンはレベル4を取り、GOEも少しずつ上げ、+0.8~+0.9以上のGOEをずらっと並べたパーフェクトな演技となり、VBと較べてもTESで+0.61、PCSは1.72も上げて、TSSでも+2.33、3.7%のアップとなった。
順位的にもPCSこそ3位だったもののBVもGOEもトップ、ジャンプもアクセルが2位で他はトップと素晴らしい演技だった。
しかし、世界選手権での台乗りを狙うのであれば3F+3Tは必須だろう。さらにソチまでには、ルッツのエッジを矯正してルッツを組み込みたいところだ。
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