名人戦で森内九段に3連敗し、竜王戦では久保二冠に敗れ、大和証券杯では初対戦の19歳の菅井四段に敗れるなど、絶不調と思われた羽生名人。名人戦でようやく1勝を返し、王位戦では、リーグ戦、プレーオフで村山五段に連勝し、挑戦者決定戦出場を決め、そして名人戦第五局、後手番で勝って第二局の借りを返し、2勝3敗ながら、ほぼ五分に近いところまで戻した。第五局はいつの間にか、羽生優勢に持ち込み、最後はきっちりと勝ちきる完勝。ようやく調子も戻ったと言うところか。何とか名人位を守って、秋に再び、竜王戦で頂上対決をして欲しい。 ただ、今回の対局の写真や映像を見ていると、対局が混んで疲れているのか、ちょっと老けたかな、という気がする。相手の森内九段が同年齢なのに若々しいので余計そう感じるのかも知れないが・・・。
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