2011世界フィギュアスケート選手権女子個人成績：レイチェル・フラットSPプロトコル分析

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2011世界フィギュアスケート選手権女子個人成績：レイチェル・フラットSPプロトコル分析

11WC前のレイチェルの昨季以来の得点を要素別に良いとこ取りをしたVPは次の通り。

基礎点、GOE、得点
１　6.70　1.10　7.80 (11FC_SP) 3F+2T
２　6.00　1.00　7.00 (11FC_FS) 3Lz
３　3.20　0.64　3.84 (11FC_SP) FCSp4
４　2.40　0.36　2.76 (10USA_SP) LSp3
５　3.30　0.50　3.80 (11FC_FS) 2A
６　3.30　1.00　4.30 (10WC_SP) SlSt3
７　3.50　0.60　4.10 (10OG_SP) CCoSp4
計 28.40　5.20 33.60 (10OG_SP)
　 28.80　0　　62.40
計　の行の数字は、基礎点、GOE、得点のそれぞれの合計、
その次の行の数字は、PCS、減点、TSS

これを今回の成績と較べると、

基礎点、GOE、得点（基礎点の増減、GOEの増減）
１　6.70　0.50　7.20 ( 0.00 -0.60) 3F+2T
２　2.10 -0.90　1.20 (-3.90 -1.90) 2Lz
３　3.20　0.36　3.56 ( 0.00 -0.28) FCSp4
４　2.40　0.43　2.83 ( 0.00　0.07) LSp3
５　3.30　0.21　3.51 ( 0.00 -0.29) 2A
６　3.90　1.86　5.76 ( 0.60　0.86) SlSt4
７　3.50　0.57　4.07 ( 0.00 -0.03) CCoSp4
計 25.10　3.03 28.13 (-3.30 -2.17)
　 29.09　0　　57.22 ( 0.29 -5.18)
一番下の行のかっこ内は　PCSの増減　TSSの増減

　なんといっても3Lz が2Lzになってしまったのが痛い。基礎点で-3.90のDG。GOEも-3確定で、VPに較べると、-1.90。合わせて-5.80だ。一方ステップは初めてのレベル4。基礎点の+0.60だけではなく、GOEもレベル4になって２倍になるので、+0.86。合わせて+1.46。他はGOEでVPより少しだけマイナスだが、PCSはプラスで自己最高。3LzがVP通り跳べていれば、VP更新(もちろん自己新)だった。負傷していたことがあきらかにされたが、SPは大健闘だった。ただ、そのSPで負傷をひどくしてしまったようで・・・