2011世界フィギュアスケート選手権女子個人成績:村上佳菜子SPプロトコル分析
11WC前の佳菜子ちゃんの昨季以来の得点を要素別に良いとこ取りをしたVPは次の通り。
基礎点、GOE、得点
1 8.20 1.40 9.60 (10USA_FS) 3T+3T
2 5.30 0.40 5.70 (10GPF_SP) 3F
3 2.70 0.79 3.49 (10USA_SP) LSp4
4 3.30 0.50 3.80 (10GPF_SP) 2A
5 3.00 0.36 3.36 (10USA_SP) FSSp4
6 3.30 1.00 4.30 (10USA_FS) SlSt3
7 3.50 1.00 4.50 (10USA_FS) CCoSp4
計 29.30 5.45 34.75 (10GPF_SP)
28.43 0 63.18
計 の行の数字は、基礎点、GOE、得点のそれぞれの合計、
その次の行の数字は、PCS、減点、TSS
これを今回の成績と較べると、
基礎点、GOE、得点(基礎点の増減、GOEの増減)
1 7.00 -0.30 6.70 (-1.20 -1.70) 3T+3T<
2 5.30 0.00 5.30 ( 0.00 -0.40) 3F
3 2.70 0.50 3.20 ( 0.00 -0.29) LSp4
4 3.30 -1.00 2.30 ( 0.00 -1.50) 2A
5 3.00 0.21 3.21 ( 0.00 -0.15) FSSp4
6 3.30 0.57 3.87 ( 0.00 -0.43) SlSt3
7 3.50 0.43 3.93 ( 0.00 -0.57) CCoSp4
計 28.10 0.41 28.51 (-1.20 -5.04)
26.35 0 54.86 (-2.08 -8.32)
一番下の行のかっこ内は PCSの増減 TSSの増減
DG(基礎点のマイナス)は最初の3T+3Tだけ。大きな失敗はこれだけだ。しかし、GOEはすべてマイナス。はっきりとした失敗のあるジャンプ以外も、少しずつ精彩を欠いたということだろう。それが積もって、7要素で-5.04、大きな減点になった。PCSも-2.08。素人目にも緊張で堅くなったのか、ちょっと生彩がないように見えたが、さすがに審判はよく見ているということだろう。
各要素ずつ個別に判定して、その結果がこの通り。見事なものだ。
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