浅田真央１（フィギュアスケート女子有力選手プロトコル分析

浅田真央　その１（予定基礎点）

ショートプログラム

１．　9.50　　3A+2T
２．　5.50　　3F
３．　2.70　　LSp4
４．　3.40　　SpSq4
５．　3.50　　2A
６．　3.00　　FSSp4
７．　3.30　　SlSt3
８．　3.50　　CCoSp4
計． 34.40　　

　３－３の代わりに３.５－２で勝負に出たプログラム。回転数からも分かるが、高難度ジャンプからの３－３に基礎点では及ばない（３－３を入れたときの美姫ちゃんは、35.90）。3A+2Tはショートでは、国別対抗で成功後、２連続失敗で、1勝2敗。しかも2Aになってしまった場合のリスクもある。ただ、一般的には3Aよりまだ３－３の方が簡単なのだろうが、セカンドの3Tが苦手(？)な真央ちゃんにとっては3A+2Tの方が、跳びやすいのだろう。日本選手権でもこのプログラムで来るはずだ。

フリースケーティング

１．　9.50　　3A+2T
２．　8.20　　3A
３．　7.00　　3F+2Lo
４．　3.00　　FSSp4
５．　3.40　　SpSq4
６．　5.50　　3Lo
７．　9.35　　3F+2Lo+2Lo
８．　4.40　　3T
９．　3.85　　2A
10．　3.00　　FCoSp4
11．　3.30　　SlSt3
12．　3.50　　CCoSp4
計． 64.00　　

　3A２回はやはり凄い。フリーの基礎点はこれまで分析した中でトップ。ただ、SPとFSの合計では３－３ ２回の美姫ちゃんには及ばない。表彰台に乗ればよい日本選手権では、このプログラムで来るだろうが、それができれば、昨季当初の予定通り、３－３を組み込んでくるかも知れない。その場合、ザヤックルールの関係から、単発の3Loは3Sに替えることになる。

１．　9.50　　3A+2T
２．　8.20　　3A
３． 10.50　　3F+3Lo
４．　3.00　　FSSp4
５．　3.40　　SpSq4
６．　4.95　　3S
７．　9.35　　3F+2Lo+2Lo
８．　4.40　　3T
９．　3.85　　2A
10．　3.00　　FCoSp4
11．　3.30　　SlSt3
12．　3.50　　CCoSp4
計． 66.95　　

　66.95は凄いが、３－３を加えるリスクに対しては、+2.95ではアップが低すぎる。理由は3Lo→3Sが必要だから。しかも、真央ちゃんにとって、3Lo は得意、3Sは苦手なので、GOEも落ちる可能性が大きい。もう一つ、８．の3Tを3Lzにすると+2.20。３－３よりは、こっちの方がリスクは小さいかも知れない。両方替えるとき素点は69.15。ルッツだけだと、66.20。バンクーバーではどうするか。

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