鈴木明子 その2(今季成績)
鈴木明子の今季3戦の成績。
数字は、左から、予定基礎点 基礎点 DG GOE TES PCS TSS
(DG:ダウングレード(基礎点-予定基礎点))
CHN 95.68 90.38 -5.30 8.60 98.98 77.68 176.66
CAN 95.68 84.78 -10.90 -6.90 77.88 69.84 147.72
GPF 92.68 86.68 -6.00 6.96 93.64 80.36 174.00
悪かったカナダ大会は、ダウングレードも大きいが、それ以上にGOEで大幅に減点されている。また、PCSも非常に低い。
ショートプログラムの成績。
CHN 32.40 30.50 -1.90 3.90 34.40 25.12 59.52
CAN 32.40 32.10 -0.30 -2.20 29.90 23.20 53.10
GPF 31.40 26.30 -5.10 3.76 30.06 27.48 57.54
ショートでは、カナダ大会とファイナルのTESがほとんど同じだが、その内容の違いが読み取れる。カナダ大会では大きなミスはなかったが、全体に取りこぼしが多く、一方ファイナルは、ジャンプの失敗等があって大きくダウングレード下が滑りそのものは悪くなく、それがPCSの差となったのだろう。
フリースケーティングの成績。
CHN 63.28 59.88 -3.40 4.70 64.58 52.56 117.14
CAN 63.28 52.68 -10.60 -4.70 47.98 46.64 94.62
GPF 61.28 60.38 -0.90 3.20 63.58 52.88 116.46
フリーは、ほぼノーミスの中国大会&ファイナルと、大きなミスを重ねたカナダ大会とはっきり明暗が分かれた。
ショートプログラムのジャンプの合計
CHN 16.30 15.40 -0.90 0.60 16.00
CAN 16.30 16.30 0.00 -3.40 12.90
GPF 15.30 11.80 -3.50 1.16 12.96
カナダ大会、ダウングレードゼロなのにGOEがマイナスなのは、3Lzのエッジエラー等による減点が大きい。これでファイナルでは3Lz を3Loに替えたのだが、ファイナルではその3Loが回転数不足となってしまった。
ショートプログラムジャンプ以外の合計
CHN 16.10 15.10 -1.00 3.30 18.40
CAN 16.10 15.80 -0.30 1.20 17.00
GPF 16.10 14.50 -1.60 2.60 17.10
ファイナルはストレートラインステップなどちょっと取りこぼしがあるが、GOEは高い。一方カナダ大会は、レベルは取れているがGOEは低い。
フリースケーティングのジャンプの合計
CHN 46.38 42.98 -3.40 1.60 44.58
CAN 46.38 36.48 -9.90 -6.30 30.18
GPF 44.38 44.38 0.00 0.60 44.98
カナダ大会はジャンプは散々。ファイナルはノーミスだが、GOEが取れない。3Lzで「!」が付けられているが、それ以外のジャンプもGOEは低調。
フリースケーティングのジャンプ以外の合計
CHN 16.90 16.90 0.00 3.10 20.00
CAN 16.90 16.20 -0.70 1.60 17.80
GPF 16.90 16.00 -0.90 2.60 18.60
中国大会はパーフェクト。ファイナルはスピンにちょっと取りこぼしがあった。
問題は、3Lzでエッジエラーを取られてしまうこと。GPFではできるだけ3Lz を回避してきたが、そうすると予定基礎点が下がってしまう。
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