羽生二冠が名人位を奪取し、昨年の森内前名人に続いて、
永世名人の資格を得た。
将棋界には、7つのタイトルがあり、
竜王と名人が序列トップで、棋聖が3番目らしい。
さて、羽生名人だが、実は、その序列上位の棋戦の成績が
他の棋戦に較べると、今一良くない。
タイトル獲得回数が、
竜王 6回
名人 5回(今回を含む)
棋聖 6回
に対して、
王位 12回
王座 16回(それも連続!!)
棋王 13回
王将 11回
なのだ。
もちろん下の4つのタイトルでは、
その条件が上の3つより厳しいにもかかわらず、
すべて永世位の資格を獲得しており、
永世棋聖も通算5回で獲得済みだった。
そして今回、ようやく通算5回で、永世名人資格獲得である。
残る竜王は、通算7回か、連続5回で永世資格獲得。
現竜王の渡辺明が現在連続4期目なので、今回羽生が挑戦者になると、
初代永世竜王資格を賭けた戦いになる。
(竜王戦は一番歴史が浅い))
渡辺明竜王は、タイトル獲得は、竜王4期のみ。
こんな若造に先に永世竜王資格を取られては、
と、思っているだろう。竜王挑戦者へは、あと5勝(多分)。
もちろん、明日の王位戦挑戦者決定戦で勝って、王位への復帰、
現在0勝1敗の佐藤棋聖との棋聖戦にも勝って、
竜王位で6冠目を取って、来年3月の棋王戦で7冠独占も
狙っているんだろうけれど・・・。
コメント