今年のツールドフランス、全く、予想外のことばかり。
第11ステージは、アルプスとピレネーの間の
「つなぎ」のステージの中でも、もっとも平坦で、
波乱の起こりようのないステージだと思われていた。
悪児もそう思っていたから、昨日は、帰宅が11時過ぎるのに、
帰ってから、最後のゴールスプリントを見ればいいや、
ということで、録画のセットをしていなかった。
で、帰って、テレビを付けてみた。
先頭が集団でピッチを上げている?
残り、たったの30数キロ?
なんで、こんなに速い&早いの?
これじゃ、24時前に終わっちゃいそう・・・(^^;)(^^;)
今日は全体的にもっとゆっくり走って、
ゴールスプリントだけじゃなかったの?
というわけで、?????だらけとなった。
とそのとき、先頭集団と、第2集団の差が、
1分50秒(位)というテロップが出た。
しかも、第2集団が、なんと、モロー・グループ!
なにこれ、と思った。
どうしたんだ、と思った。
食事どころじゃない・・・
一体なんだ、と思いながら、着替えもせずに見ていた。
ようやく、アナウンスがあった。
集団が、横風で中切れを起こしたらしい。
同時(?)に、昨日までで遅れていたヴィノクロフのチームが
チーム全体でアタックをかけたらしい。
前半で落車していたモローが、その影響もあって、
後ろの集団に取り残されてしまったらしい・・・
昨日は、36歳のフランス人が今年はじめてステージ優勝を飾ったが、
今日は、フランス人で唯一総合優勝争いに加わっている、
36歳のモローが、ちょっとしたミスと不運で優勝争いから
脱落しようとしている。
モローのチームと、同じく取り残された、スプリンター2位のザベルのチームが、
必死になって、先頭集団を追うが、差をつけるチャンスということで、
多くのチームが引く先頭集団から、少しずつ差を広げられていく・・・
モローを救うには、先頭集団で大規模な落車でもないと・・・
などと、不謹慎なことを考えていたら、本当に落車が起きてしまった。(^^;)(^^;)
ただし、数名規模で集団全体には影響なく、モローは救われない。
ところが、その落車に、(スプリンターの通算トップの)マイヨ・ベールを着る
ボーネンが、巻き込まれてしまったのである。
ここで上位に入賞していれば、2位のザベルを大きく引き離せたボーネンだが、
無得点で、ザベルは救われたのだった。
モロー。
03'18"差の6位から、
06'38"差の14位に、「転げ落ちて」しまった・・・
左:この日優勝したハンター(南アフリカ)
(写真は、J sports Plus 画面より)
→ 第10ステージ
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