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全日本SP浅田真央プロトコル分析
↓演技順 得点 基礎点 GOE [基礎点対VB GOE対 VB]要素種別順位 要素
1. 4.10 3.30 0.80 [ 0.00 / -0.20] 3位 2A
2. 7.80 7.10 0.70 [ 0.00 / -0.10] 5位 3F+2Lo
3. 3.70 3.00 0.70 [ 0.00 / -0.01] 5位 FSSp4
4. 5.80 5.10 0.70 [ 0.00 / 0.40] 3位 3Lo
5. 4.60 3.50 1.10 [ 0.00 / 0.24] 1位 CCoSp4
6. 4.50 3.30 1.20 [ -0.60 / -0.10] 2位 SlSt3
7. 3.30 2.70 0.60 [ 0.00 / -0.19] 9位 LSp4
BV 28.00 ( 8) [-0.60] 97.9%
GOE 5.80 ( 3) [ 0.04]
TES 33.80 ( 4) [-0.56] 98.4%
PCS 31.60 ( 1) [ 0.65] 102.1%
TSS 65.40 ( 2) [ 0.09] 100.1%
↑項目 得点 (全日本での順位)[VBとの差] VBに対する割合
BV 獲得基礎点
VB:バーチャルベスト:要素毎に今季最高点を集めたもの
≪表の説明≫
1. 4.10 3.30 0.80 [ 0.00 / -0.20] 3位 2A
1.:演技順 最初に跳んだダブルアクセル2A
4.10:ダブルアクセルの得点
3.30:ダブルアクセルの獲得基礎点(回転不足の場合は減点された後の基礎点になる)
0.80:ダブルアクセルのGOE
0.00:全日本での2Aの獲得基礎点とVBの2Aの獲得基礎点の差(同じ)
-0.20:全日本での2AのGOEとVBの2AのGOEの差(全日本の方が0.20低い)
3位:全日本SPの2Aにおける順位
2A:要素種(ダブルアクセル)
BV 28.00 ( 8) [-0.60] 97.9%
BV 獲得基礎点
28.00 獲得基礎点合計
8 全日本での獲得基礎点合計の順位
「-0.60」 VBとの差。VBでは28.60獲得したことになる。
97.9% 全日本の獲得基礎点合計のVBの獲得基礎点に対する割合
≪表の説明 終わり≫
☆ 浅田真央の演技プロトコル分析
6.のステップで基礎点がVBに較べて-0.60になっているがこれはVBではレベル4だったステップがレベル3になったため。ステップではレベル3は「合格点」でこれはミスとは言えない。GOEもすべて0.60以上で個々に上下はあるが全体では+0.04とほとんど同じでノーミスの演技と言える。
TESはそのステップの-0.60が響いて対VB、-0.56だが、PCSは+0.65と良かったので、TSSも+0.09と「今できること」をほぼパーフェクトに行ったと言える。
レイバックスピンだけ、9位と、真央ちゃんとしてはちょっと低い点だが、他はすべて5位以上と、「すべてを武器」にしている。
トリプルアクセルを封印しているので獲得基礎点が8位と低いが、トリプルアクセルを成功させれば、+5.20の33.20とダントツになる。TSSもGOEはそのまま0.80としても70.60と70を越え、もちろんダントツになる。
全日本選手権なので、GOEとPCSは国際大会よりも甘めに出ていると思われるが、回転やレベルは厳しく判定されていると思われるので、今の真央ちゃんの過酷な状況からすれば、本当にきわめて素晴らしい演技をしたと思う。
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