2010全日本フィギュアスケート選手権女子SPジャンプの種類１－２

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2010全日本フィギュアスケート選手権女子SPジャンプの種類１－２

　10JCだけの分析は前にアップしたが、やはり、単独ではあまり意味がないようなので、09JCと比較しながら集計していく。
　まずは、種別（1　アクセルジャンプ　2　ステップからのジャンプ　3　コンビネーションジャンプファースト　4　コンビネーションジャンプセカンド）毎に、プロトコルの記号毎に集計した。

　１行目は、1A(シングルアクセル)が（09JCでは１回→10JCでは２回）(09JCではSPの全ジャンプの0.9%に当たり→10JCでは1.6%に当たる）(09JCでは全アクセルジャンプの3.3%に当たり→10JCでは6.3%に当たる)ことを示している。

種別　ジャンプ種　(09回数→10回数)(全ジャンプ比率)（同種ジャンプ比率）
　1　1A　　　　( 1→ 2) ( 0.9%→ 1.6%) ( 3.3%→ 6.3%)
　1　2A　　　　(28→26) (23.9%→20.6%) (93.3%→81.3%)
　1　2A<　　　 ( 1→ 3) ( 0.9%→ 2.4%) ( 3.3%→ 9.4%)
　1　3A　　　　( 0→ 1) ( 0.0%→ 0.8%) ( 0.0%→ 3.1%)
　2　1F　　　　( 0→ 1) ( 0.0%→ 0.8%) ( 0.0%→ 3.1%)
　2　2F　　　　( 0→ 1) ( 0.0%→ 0.8%) ( 0.0%→ 3.1%)
　2　2S　　　　( 1→ 1) ( 0.9%→ 0.8%) ( 3.3%→ 3.1%)
　2　2T*　　　 ( 1→ 0) ( 0.9%→ 0.0%) ( 3.3%→ 0.0%)
　2　3F　　　　(11→ 5) ( 9.4%→ 4.0%) (36.7%→15.6%)
　2　3F<　　　 ( 1→ 3) ( 0.9%→ 2.4%) ( 3.3%→ 9.4%)
　2　3Lo　　　 ( 3→ 7) ( 2.6%→ 5.6%) (10.0%→21.9%)
　2　3Lo<　　　( 3→ 4) ( 2.6%→ 3.2%) (10.0%→12.5%)
　2　3Lz<<　　 ( 0→ 2) ( 0.0%→ 1.6%) ( 0.0%→ 6.3%)
　2　3S　　　　( 1→ 1) ( 0.9%→ 0.8%) ( 3.3%→ 3.1%)
　2　3S<　　　 ( 4→ 4) ( 3.4%→ 3.2%) (13.3%→12.5%)
　2　3T　　　　( 5→ 2) ( 4.3%→ 1.6%) (16.7%→ 6.3%)
　2　3T<　　　 ( 0→ 1) ( 0.0%→ 0.8%) ( 0.0%→ 3.1%)
　3　1Lz　　　 ( 0→ 1) ( 0.0%→ 0.8%) ( 0.0%→ 3.1%)
　3　2T　　　　( 1→ 0) ( 0.9%→ 0.0%) ( 3.3%→ 0.0%)
　3　3A<　　　 ( 1→ 0) ( 0.9%→ 0.0%) ( 3.3%→ 0.0%)
　3　3F　　　　( 3→ 3) ( 2.6%→ 2.4%) (10.0%→ 9.4%)
　3　3F<　　　 ( 0→ 1) ( 0.0%→ 0.8%) ( 0.0%→ 3.1%)
　3　3Lo　　　 ( 1→ 1) ( 0.9%→ 0.8%) ( 3.3%→ 3.1%)
　3　3Lo<　　　( 1→ 1) ( 0.9%→ 0.8%) ( 3.3%→ 3.1%)
　3　3Lz　　　 ( 6→ 4) ( 5.1%→ 3.2%) (20.0%→12.5%)
　3　3Lz<　　　( 2→ 0) ( 1.7%→ 0.0%) ( 6.7%→ 0.0%)
　3　3S　　　　( 6→ 5) ( 5.1%→ 4.0%) (20.0%→15.6%)
　3　3T　　　　( 8→15) ( 6.8%→11.9%) (26.7%→46.9%)
　3　3T<　　　 ( 1→ 1) ( 0.9%→ 0.8%) ( 3.3%→ 3.1%)
　4　1T　　　　( 2→ 0) ( 1.7%→ 0.0%) ( 7.4%→ 0.0%)
　4　1T<　　　 ( 1→ 0) ( 0.9%→ 0.0%) ( 3.7%→ 0.0%)
　4　2Lo　　　 ( 1→ 2) ( 0.9%→ 1.6%) ( 3.7%→ 6.7%)
　4　2T　　　　(21→21) (17.9%→16.7%) (77.8%→70.0%)
　4　2T<　　　 ( 1→ 1) ( 0.9%→ 0.8%) ( 3.7%→ 3.3%)
　4　3T　　　　( 0→ 5) ( 0.0%→ 4.0%) ( 0.0%→16.7%)
　4　3T<　　　 ( 1→ 1) ( 0.9%→ 0.8%) ( 3.7%→ 3.3%)

　まず目を引くのは、当然のことながら、10JCでアクセルジャンプに3Aが入ったこと。　次いで、CJセカンドの3Tが大幅に増えたこと。3TはCJのファーストでも大きく増えている。これは、3T+3Tの増加ということか。
　ステップからのジャンプの3Fの減少、3Loの増加も、基礎点が接近したことを考えると、やはり新ルール効果か。ただ、3Fの失敗まで入れると、減少幅は縮まる。
　ルッツは、09が成功6で、10は成功4。チャレンジ自体も少ない。